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お葬式のマナーに違反しない鞄とは? 持参すべき荷物とおすすめのメイン・サブバッグもピックアップ

お葬式のマナーに違反しない鞄とは? 持参すべき荷物とおすすめのメイン・サブバッグもピックアップ

2023.7.31

故人を悼むお葬式では、持参する鞄のマナーが問われます。色はブラックで、シンプルなデザインが好ましいと漠然と思っているものの、具体的にはどのようなポイントを守ればいいのか分からない方は少なくないのではないでしょうか。

本記事では、お葬式にふさわしい鞄を探している女性に向け、各種マナーと持っていくべき荷物をご紹介します。後半では濱野皮革工藝おすすめのアイテムも登場しますので、喪服に合わせやすいバッグを検討中の方はぜひ最後までご覧ください。


女性が喪服に合わせるべきバッグとは?

はじめに、お葬式に持っていく女性用鞄のマナーをお伝えします。喪服に合うかどうかはもちろん、サイズや素材、デザインについても気にすることが重要です。マナーに違反していると、大切なシーンで恥をかいてしまうかもしれません。

お葬式用のバッグを新調したい方は、あらかじめ確認していただくことをおすすめします。

サイズは必需品が入る程度の小さめ

お葬式に適した女性用鞄のサイズは、コンパクトであることが基本です。財布やハンカチなど、必要最低限の荷物が入る程度の大きさが好ましいといわれています。一定の大きさがあると会場で邪魔になりやすく、荷物を取り出すときにも手間取りがちです。喪服でもスマートに振舞える、小さめのハンドバッグを目安に選んでみてください。

「小さめといわれても、どんなサイズ感を選べばいいか分からない…」そんな方は、手荷物から逆算して決定するのも一つの方法です。お葬式に必要な荷物は後述するため、そちらもあわせてサイズ選びの参考にしてみてください。

荷物が多い場合はサブバックとの2個持ちもあり

お葬式用の女性用鞄はコンパクトなサイズがマナーではありますが、荷物が多くなる場合はサブバッグを持っても構いません。近しい人のお葬式でお手伝いをするときや、葬儀に参列できなかった人からの預かり物を持参するときには、どうしても荷物がかさばりがちです。そんなときは、荷物を分けられるサブバッグとの2個持ちを検討してみてください。

サブバッグもメインのバッグと同様、大きすぎないサイズにおさめるのがマナーです。A4サイズ相当を基準に選ぶことをおすすめします。

素材は光沢感のない布や革製

お葬式に持参する鞄の素材は、光沢感のないマットな質感のものを選ぶのが基本です。そもそもお葬式では、男性・女性を問わず「光り物を避ける」というマナーがあります。光り物はどちらかというと、結婚式やパーティーなど華やかな席にふさわしいです。故人を悼むお葬式では、光沢のあるエナメルやサテンのバッグはそぐわないとされています。鞄に限らず、靴や時計、アクセサリーといった光り物もまとめてマナー違反にあたるため要注意です。

また、かつてのお葬式用の鞄といえば、布の素材が一般的でした。殺生をイメージさせる革はNGとされてきましたが、ツヤ感が控えめで上質な本革などはマナー違反に値しないという流れになっています。そこまで布にこだわる必要はありません。

エキゾチックレザーやファーは主張が強すぎる

たとえ革であっても、エキゾチックレザーは別です。主張が強いうえ、見た目にも動物感が強く、お葬式にはそぐわないとされています。ワニやヘビ、トカゲといった稀少性の高い動物の革を使ったバッグは、女性からの注目を集めていますが、喪服と合わせると浮いてしまいがちです。毛足が長く派手さのあるファーのバッグも避けるようにしてください。

デザインはシンプルなハンドバッグ

お葬式にふさわしい鞄のデザインは、ずばりシンプルであることです。詳しい決まりはありませんが、カジュアルすぎるトートバッグやショルダーバッグ、ビジネスバッグなどは喪服にも合わないため外してください。

ただし、お葬式の規模によっては、トートバッグなどでも大丈夫です。一般的な葬儀や告別式への参列や、小さな家族葬がこのケースにあたります。とはいえ、喪主を務めることはもちろん、故人が身内のお葬式に参列する場合は、ハンドバッグを選ぶと失敗がありません。

流行にのっかったデザインやブラック以外の金具はNG

リボン付きやトレンドを反映させたデザインは、時が経つと似合わなくなったり、時代遅れになってしまったりするケースも少なくありません。シンプルかつ、長く愛用できるデザインを選ぶのが基本です。

さらに、シルバーやゴールドなどの金具がついた鞄も避けてください。ブラックの金具がついた、慶事用のハンドバッグを選ぶのが賢明といえます。さらに、女性用鞄にありがちな目立つブランドロゴが入っているデザインも、お葬式を邪魔してしまうためNGです。

男性はバッグを持たないのが一般的

家族でお葬式に参列するときは、パートナーの鞄にも気を払いたいものです。男性は一般的に、喪服姿では鞄を持たないと覚えておいてください。数珠だけを持ち、財布やハンカチはポケットに入れておくのがマナーです。

もし、仕事帰りや遠方からの参列で、どうしてもバッグを持参しなければならないときは、女性と同じく「なるべくコンパクト」を意識してください。光沢感がないのも同様で、肩掛け紐などがないクラッチバッグを選ぶことをおすすめします。葬儀の席では、親族の控室や受付に預けて手ぶらで参列するとよりスマートです。

弔事に必要な持ち物をチェック

次に、お葬式に必要な持ち物をご紹介します。必ず持っていきたいものと、あると便利なものに分けてまとめました。バッグ選びの参考にしていただくとともに、持っていないものがあれば、喪服や鞄と一緒に新調するようにしてください。

お葬式に必須の持ち物

弔事に持っていくべき持ち物は、以下の通りです。

お葬式に必須の香典は、袱紗に入れてメインの鞄にしまっておくのがマナーです。裸のまま鞄に入れたりしないよう気を付けてください。また、香典は必須アイテムのなかで最もサイズが大きくなります。肝心の袱紗が入らないようでは元も子もありません。お葬式用のメインバッグは、持参する袱紗が入るサイズを選ぶのがマストです。

袱紗や数珠のマナーも心得ておくことが大切

お葬式用の持ち物を揃えるときには、袱紗や数珠のマナーも気にかけておくことが重要です。女性が持つべき弔事にふさわしい袱紗は、悲しみを表す黒や紺、紫といった暗めの色がよいとされています。通常のハンカチでも代用できませんが、専用品であれば変なところで折り目やしわができにくく、見た目にもきちんと感があるためおすすめです。

また、数珠は宗派によってデザインや房の形状が異なるものの、男性より一回り小さめの玉をつなぎ合わせたものを選んでください。玉の数や色には、明確な決まりがありません。素材は天然木や天然石のなかから、石の持つ意味などを考慮しながら選ぶのがルールです。

お葬式にあると便利な持ち物

いざというときに便利な持ち物は、以下の通りです。

お葬式にあると便利なのは、ハンカチや財布、携帯電話といった通常の必需品に加え、傘やメイクポーチなどです。暑い夏のお葬式には扇子、寒い冬には手袋やストールが役立ちます。また、特に女性は予備のストッキングを持っておくと安心です。また、長期滞在になる場合は、携帯電話の充電器やバッテリーを持参することをおすすめします。

親族のお葬式には黒エプロンや着替えを

もし故人の親族にあたる場合、動きやすい服やエプロンを持参しておくと、お手伝いが必要なときに役立ちます。着替えをサッとまとめられる風呂敷があると、なお便利です。

ちなみに、防寒&防暑具を含め、いずれも袱紗と同様に、黒色を基準に選んでください。ハンカチは白色やレース付きでも構いませんが、目立たないことを意識するのが第一です。地味なデザインであっても、タオル地はカジュアルすぎるためマナー違反といえます。

喪服に合うおすすめのバッグ・サブバッグ

最後に、喪服に合わせたい濱野皮革工藝おすすめのバッグをご紹介します。メインバッグとサブバックに分けてお伝えするため、必要に応じてチェックしてみてください。

喪服に合うおすすめのメインバッグ3選

ここでは、濱野皮革工藝おすすめのお葬式向けメインバッグをご紹介します。お葬式はもちろん、冠婚葬祭全般に使える鞄を探している方も必見です。

「シンフォニア」:丸みを帯びた優美なラインが喪服になじむ

上品なシルエットを重視したい、そんな方におすすめなのが「シンフォニア」。職人の技術によって実現した、丸みを帯びたラインが美しいフォーマルバッグです。日本の皇室から海外の国賓に贈呈されることも多いほか、母から娘に送りたいバッグとも称されています。

サイズは、高さ約20.5cm×横幅約26cm。約10cmのマチがついており、長財布やメイクポーチも十分に入る程よい大きさです。金具はブラック・シルバー・ゴールドの3色をラインナップ。自立式のため、置いても型崩れしにくくスマートに振舞えます。

カラーブラック【金具:ブラック】、ブラック【金具:シルバー】、アイボリー【金具:ゴールド】
素材ボディ:牛革、内装:レーヨン
ポイント冠婚葬祭だけでなく幅広く使える、品格のあるバッグ

「サンズコキーユ」:小ぶりながら幅広マチ付きで和装の喪服にも

お葬式のシーンを邪魔しない、コンパクトなメインバッグをお探しなら「サンズコキーユ」にご注目ください。サイズは、高さ約17cm×約24cmと小ぶりながら、約11cmの幅広のマチを備えています。スマートフォンや小さめのメイクポーチが収納できる大きさです。

バッグは開閉クリップ式で、上辺で張り合わせるデザインのため見た目にもコンパクト。シルエットは美しいカーブが特徴的で、気品あふれる雰囲気に仕上がっています。金具はブラック・シルバーの2色展開で、着物の喪服に合わせたい方にもぴったりです。

カラーブラック×シルバー、ブラック×ブラック
素材ボディ:牛革、内装:牛革
ポイント見た目以上の収納力を兼ね備えた、美しいフォルムを実現

「フォーマル スプレ」:お葬式にもパーティーにも適した上質バッグ

お葬式といったかしこまったシーンだけでなく、カジュアルなパーティーにも合わせやすい鞄をお求めの方におすすめなのが「フォーマル スプレ」。底にかけてふんわり広がるようなシルエットが愛らしく、ワンピースからジャケットスタイルまで幅広くマッチします。

可憐なデザインでありながら、きめ細かな牛革を使ってお仕立てした天然の艶めきはまさに本物。職人の手仕事と相まって、贅沢な美しさを醸し出しています。高さ約17cm×横幅約23cm×マチ約10cmで、喪服に自然となじむサイズ感もこだわりです。

カラーブラック×ブラック、ブラック×ゴールド
素材ボディ:牛革、内装:牛革
ポイント上質な革と職人の技術が詰まった繊細さが伝わるバッグ

喪服に合うおすすめのサブバッグ2選

次に、濱野皮革工藝おすすめのお葬式向けサブバッグをご紹介します。メインバッグと2個持ちするのにふさわしく、十分な収納力を備えた鞄をお探しの方は見逃せません。

「フォーマルトートサイド ミニ」:フラワーデザインのレース柄が女性らしい

お葬式のみならず、お受験や面接などにも活躍するバッグをお求めなら「フォーマルトートサイド ミニ」が一押しです。控えめでありながら華やかさのあるフラワーデザインのレースとサテンを組み合わせ、女性らしい上品な雰囲気にお仕立てしています。

サイズは、高さ約17cm×横幅約34cm×マチ約4cm。横長のスリムなシルエットながら、折り畳み傘やペットボトル、長財布などが入るゆとりのある大きさです。内側にはスマートフォンやハンカチの収納に便利なポケットが複数あり、荷物の整頓も苦になりません。

カラーブラック
素材ボディ:レース地・サテン、内装:レーヨン
ポイント上品なレースをあしらった小ぶりのトートバッグ

「フォーマルトート トール」:喪服とのバランス良好なA4対応トート

喪服に合うA4サイズ対応のサブバッグが欲しい、そんな方にうってつけなのが「フォーマルトート トール」。高さ約32cm×横幅約27cmの縦長トートバッグで、お葬式や告別式に持参しなければならない書類やファイルがあるときに役立ちます。

さらに約8cmのマチ付きで、折り畳み傘やメイクポーチといった厚みのある荷物も収納可能。A4サイズ相当ながら、280gといった軽量感も魅力です。女性らしいフラワーデザインのレース柄はミニと変わらず、腕にかけて持ったときのバランスにもこだわっています。

カラーブラック
素材ボディ:レース地・サテン、内装:レーヨン
ポイント荷物が多くても困らない縦長トートバッグ

お葬式のマナーに反さず、喪服に合うバッグをその手に

お葬式には守らなければならないマナーが複数あり、女性用鞄もその対象に含まれています。サイズはコンパクト、素材は光沢感のない布や革製がベスト。デザインはカジュアルすぎないハンドバッグで、ゴールドやシルバーの金具は避けるのが常識です。

マナーに加え、喪服から浮いていないかも大切なポイント。濱野皮革工藝では、お葬式の装いになじむ上質なフォーマルバッグやサブバッグを展開しています。デザイン性だけでなく、必要な荷物が十分に入る収納力に優れたアイテムも多数。お葬式のマナーを守りながらも、使い勝手のいい鞄をお探しの方はぜひご検討ください。

フォーマルバッグの選び方とお手入れ方法

-プロフェッショナルの視点から-

一生に一度の大切なお買い物をご満足いただけるように、
バッグの選び方やお手入れ方法などをご紹介します。

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