冠婚葬祭向けのフォーマルバッグとは？失敗しない選び方・注意点とおすすめ商品を紹介

冠婚葬祭に使用するバッグは、マナーが問われる部分です。黒一色でシンプルなデザインというイメージはあるものの、実際にどのようなものを選べばいいのか分からない方も少なくないのではないでしょうか。

本記事では、冠婚葬祭向けフォーマルバッグの選び方・注意点を解説します。後半部分では濱野おすすめの商品もご紹介。冠婚葬祭のみならず、パーティーやお子様の学校行事、日常使いできるフォーマルバッグを手に入れたい方もご覧ください。

フォーマルバッグとは

フォーマルバッグとは、冠婚葬祭や行事・パーティーに持っていけるバッグのことです。フォーマルと聞くと、結婚式や葬式向けのバッグを連想しがちですが、それだけではありません。冠婚葬祭はもちろん、お子様の七五三や成人式をはじめ、入学式・パーティーなど、日常のあらゆるシーンに活躍するのがフォーマルバッグなのです。

覚えておきたいフォーマルバッグの選び方

フォーマルバッグを選ぶときは、冠婚葬祭それぞれのシーンに適しているか見定めることが大切です。素材やデザイン、サイズ感によっては、マナー違反のレッテルを貼られてしまうかもしれません。主役となる方に敬意を払い、周囲から白い目で見られないためにも、バッグ選びは慎重に行いましょう。

ここでは、フォーマルバッグの選び方を、素材・サイズ・使用シーン・デザインの4つの観点から解説します。

フォーマルバッグの選び方（1）素材で選ぶ

フォーマルバッグを選ぶときは、まず素材に注目しましょう。冠婚葬祭のなかでも葬式などお悔やみの席では、ツヤツヤとした光沢感のあるバッグはふさわしくありません。エナメルなどの素材は避け、布製のバッグを選ぶことをおすすめします。

また近年では、布製に並んで牛革製のフォーマルバッグも人気です。本来、革製は「殺生」を思い起こすためタブーとされてきました。しかし、耐久性や機能性に優れ、傷がつきにくい長持ちするバッグとして、取り入れられるようになっています。

ただし、パイソンやクロコダイルなど、動物のイメージが強い素材は好ましくありません。布製、もしくは牛革製のフォーマルバッグを選びましょう。

フォーマルバッグの選び方（2）サイズで選ぶ

フォーマルバッグ選びにおいて、サイズ感も重要です。貴重品が入る程度のコンパクトなサイズがおすすめで、小さめのフォーマルバッグはブラックスーツからドレスまで、あらゆるフォーマルな服装にマッチします。上品なイメージも与えられます。

コンパクトなサイズがおすすめとはいえ、貴重品が一通り入るフォーマルバッグを選ぶことが第一条件です。ご祝儀袋はもちろん、メイクポーチや携帯電話など、必要最低限の荷物がどれだけのボリュームになるのか予め把握しておきましょう。

フォーマルバッグの選び方（3）デザインで選ぶ

デザインも、フォーマルバッグ選びの大切な要素です。光沢のない素材を選ぶとともに、とくに弔事で使うなら色は黒、そして柄が入っていないものを選んでください。配慮されたフォーマルバッグが多いですが、ブランドロゴが目立っていないかにも注目しましょう。

また、ブランドロゴとともに、留め具部分の金具にも目を留めてみてください。フォーマルバッグの金具は黒色、もしくはついていないものがおすすめです。もちろん、ビジューやリボンなど、派手な装飾がほどこされているものも弔事にはふさわしくありません。

フォーマルバッグの選び方（4）使用シーンで選ぶ

使用シーンにあわせて、フォーマルバッグを選ぶのも一つの手です。弔事用もしくは慶弔両用にと考えているなら、選び方（1）～（3）に沿って、布製・牛革製の素材と小さめのサイズ感、そして華美でないデザインの黒色のものを選んでください。

もし、慶事のみで使いたい場合は、素材やデザインは幅広いなかから選んで構いません。素材はサテンやシルクをはじめ、パールやビジュー付きのデザインも、華やかなシーンを盛り立てます。色はドレスとの兼ね合いをみて選びましょう。

フォーマルバッグを選ぶときの注意点

フォーマルバッグは素材やサイズ、デザインなど、複数のポイントに着目して選ばねばなりません。さらに、用途や希望・購入シーンによっては、ほかにも気を付けなければならない注意点があるため、あわせてチェックしておきましょう。

ここでは、フォーマルバッグを選ぶときの注意点を3つお伝えします。

選ぶときの注意点（1）デザインが派手なものを避けて選ぶ

一から冠婚葬祭用のバッグを揃えるなら、デザインの派手さには要注意です。ビジューやパール付き、鮮やかな色のフォーマルバッグは、華やかな装いが求められる結婚式にはマッチします。しかし、いざ葬式となるともちろん使用できません。

弔事用を別で持っている方以外は、シンプルなデザインのものを選ぶのがイチオシです。黒一色だったとしても、持ち手にスカーフやハンカチを巻けば、慶事にもぴったりなデザインになります。アレンジして使える、汎用性の高いフォーマルバッグを選びましょう。

選ぶときの注意点（2）シンプルなものに絞りすぎず選ぶ

フォーマルバッグはシンプルなデザインがいいとはいえ、葬式以外のシーンにおいてはそうとは限りません。結婚式はもちろん、入学式や卒業式など、お子さんの節目である行事ごとに持っていくのであれば、黒一色というのもいささか味気がないものです。

主に、学校の行事や結婚式・パーティーに活用したいなら、シンプルなデザインでありながらも、明るめの色のフォーマルバッグを選ぶことをおすすめします。黒やグレーに加え、ベージュやネイビーなどを選べば、晴れの日にマッチするコーディネートができます。

選ぶときの注意点（3）フォーマルシーンにとらわれすぎず選ぶ

結婚式や学校の行事用にフォーマルバッグをと考えているなら、日常使いできるかどうかで選ぶのも一案です。使用シーンを限定しすぎてしまうと、冠婚葬祭以外は使う機会が少なく「気づけばタンスの肥やしになっていた…」ということもあるかもしれません。

ややカジュアルなフォーマルバッグであれば、ちょっとしたパーティーや行事はもちろん、仕事にも持っていけて便利です。さらに、普段から使い慣れたフォーマルバッグであれば、緊張しがちなフォーマルシーンにおいて安心感も与えてくれます。

濱野皮革工藝がおすすめする冠婚葬祭に使えるバッグ5選

マナーが問われる冠婚葬祭では、シーンに適したフォーマルバッグ選びが欠かせません。

ここでは、濱野皮革工藝がおすすめする冠婚葬祭向けのバッグを5つご紹介します。冠婚葬祭だけでなく、パーティーや日常使いできるバッグにも注目してみてください。

冠婚葬祭にはマナーを守ったシンプルなバッグを

冠婚葬祭には、礼儀や作法はもちろんですが、持ち物にもマナーが存在します。結婚式や葬式など、それぞれのシーンにふさわしいフォーマルバッグを選びましょう。とくに弔事向けに購入するなら、光沢をおさえた素材・小さめのサイズ・シンプルなデザインが基本です。

冠婚葬祭のみならず、入学式や卒業式など、お子様の学校行事に適したフォーマルバッグもあります。別で用意するのも手ですが、どちらにも使いまわせるものであれば便利。あくまでもシンプルなデザインを選び、使用シーンに応じてスカーフなどでアレンジしましょう。